エコ繊維を生かしてオリジナル商品を製造・販売!!


 
  エコ素材を使ったきびらなニットマスク
 若月壮介社長は衣料メーカーの工場長を経て同社を設立。以来、前職でマスターしたニットなどの加工を得意としてきた。
 とりわけ景気が良かったのはバブルの頃だった。「当時は、今では考えられないような高級な衣料品を作ることが多かった。が、最近は海外シフトが進み、高級婦人服に対するニーズが減少してきた」と。
 こうした現状を考慮して、若月社長は「オリジナル商品の開発」を決意。で、注目したのがポリ乳酸繊維、工業用繊維として使用されてきた素材だ。「ポリ乳酸繊維はトウモロコシなどを原料にしたバイオマス素材。そのため、うまく活用することができれば、エコで安心安全な商品開発を展開できる。が、そのまま使用するには繊維が固すぎて衣料品に使うのはむずかしかった」と。
 試行錯誤を繰り返した末、若月社長はポリ乳酸繊維をニットと同じように横編みにしてみた。すると「柔らかい質感の素材を作ることができた」と。
 さっそく、若月社長はこの新素材を『きびらな』と名付けて、新商品の開発を展開。現在『きびらな』を使った下着を製造・販売している。「肌触りが良く、アレルギー体質の人でも安心して着用できるものに仕上がった」と胸を張る。
 次いで着手したのがマスクの開発だった。「マスクをつけて散歩をすると、メガネが曇ってしまうことがある。それに納得がいくフィット感のものが少ない。そこで『きびらな』を使って、もっといいマスクを作ることができないか」と。
 こうして若月社長は横編みの特性を生かして、顔にフィットするだけでなく、メガネが曇りにくい『きびらなニットマスク』の開発に成功。「生地の間に余裕を持たせることで保湿性を高めた。そして光触媒加工することで、ウイルスや花粉を防ぐことができるようにした」そうだ。さらに「今後は草木染めなども取り入れることで、ファッション性と付加価値を高めながら、環境にやさしいモノづくりを展開していきたい」と意欲を燃やす。
 が、今のところ価格面がネックになっている。素材が高いだけでなく、横編みの技術が必要になってくるので、コストを抑えることがむずかしいのだ。「いかに消費者に向けて情報を発信できるかが、これからの課題だ」と若月社長。新素材の活用で、OEMからの脱却をはたすことができるだろうか。

株式会社ジャストニット
〒181-0002 東京都三鷹市牟礼6-17-8
TEL:0422-41-5322/資本金1000万円

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